バレンタインデー

原題:VALENTINE’S DAY
監督:ゲイリー・マーシャル
出演:アシュトン・カッチャー、ジェニファー・ガーナー、ジェシカ・ビール、ジェシカ・アルバ、アン・ハサウェイ、ジェイミー・フォックス、テイラー・スウィフト、テイラー・ロートナー、エリック・デイン、ジュリア・ロバーツ、ブラッドリー・クーパー、キャシー・ベイツ、シャーリー・マクレーン
製作:2010年米

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舞台は、バレンタインデーのロサンゼルス。
老若男女15人の恋の行方をオムニバス風に描いた作品。
婚約から一転破局してしまったカップル、長年連れ添った夫婦、片思いの少年、次のステップに進みたい高校生カップル、バレンタインが大嫌いな独身たち。
みんな最高のバレンタインデーを夢みているが・・・。

おすすめ度:

キャストが豪華。若手からベテランまで有名どころを惜しみなく、という感じ。

アシュトン・カッチャーは、単純で素直な友達想いの花屋のオーナーが、意外とハマリ役。
ジェシカ・アルバは、出番が少なくてがっかり。
久しぶりに映画で観たジェニファー・ガーナーは、プライベートではもう3児の母なのに、そんなの全然感じさせないほど若くてキュート。
アメフト選手役のエリック・デインは、目の保養になるわ~と思って観ていたら、ストーリー中盤では意外な告白が。

他にも、登場するたび思わずオーっ!と言ってしまうようなスターが次々と出てくるので、ミーハーには嬉しい映画です。

同じくゲイリー・マーシャル作品で、似たような雰囲気の映画で「ニューイヤーズ・イブ」がありますね。
ストーリーは、ニューイヤーズ・イブのほうが好きかも。
そういえば、ジェシカ・ビールとアシュトン・カッチャーは、両作品に出演してますね。
ゲイリー・マーシャルのお気に入りなのかしら。

アメリカのバレンタイン事情がよく分かる映画。
バレンタインデーにカップルで仲良く観たら楽しいと思います。

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幸せへのキセキ

原題:WE BOUGHT A ZOO
監督:キャメロン・クロウ
出演:マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、トーマス・ヘイデン・チャーチ
製作:2012年米

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半年前に妻を亡くしたベンジャミン・ミー(マット・デイモン)は、突然の母の死から立ち直れない14歳の息子と7歳の娘と共に、再出発を望んで郊外へ引っ越した。
購入した家は、なんと閉鎖中の動物園。
そこで働く飼育スタッフと共に、動物園の再建に取り組むのだが・・・。

おすすめ度:

購入した家にもれなく動物園が付いてくるというとんでもない話ですが、これが実話に基づいたストーリーということだから、さらに驚き。
愛妻に先立たれ子育てに奮闘する健気な男を演じるマット・デイモンと、お色気ほぼ封印で素朴な飼育員を演じるスカーレット・ヨハンソン、それぞれ今までにない役柄で、新鮮でよかった。

家を購入したベンジャミンは、元コラムニストで動物飼育はド素人。
そんな彼が、動物達と楽しそうに戯れる娘を見て動物園付きの家の購入を決意するも、資金難に直面したり、心を開かない息子との関係が悪化したり、次々と試練が降りかかります。

亡き妻を思い、時々心が折れそうになりながらも前向きに生きようとするベンジャミンと、父親に素直に甘えられない息子ディランが、お互いの心の隙間を埋めあうように寄り添っていくシーンが印象的。
7歳の娘ロージーは、顔はおばちゃんなんだけど、とても子供らしい子供で、仕草がなんとも可愛らしい。

脚本がとても丁寧で、同じファミリー物としては、ギルバート・グレイプのようなトーン。
ほっこり観られる映画。
飼育されている迫力ある動物たちも見ものです。

それにしても、幸せの○○とか、○○の奇跡とかって邦題が多いような気がしますが。
本作は、幸せへのキセキ。
覚えづらいので、もうちょっと何とかなりませんでしょうかね。

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ミッドナイト・イン・パリ

原題:MIDNIGHT IN PARIS
監督:ウディ・アレン
出演:オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、キャシー・ベイツ、マリオン・コティヤール
製作:2010年米・西


アメリカ人で娯楽映画の脚本家ギル(オーウェン・ウィルソン)は、婚約者のイネズ(レイチェル・マクアダムス)とともにパリを訪れる。
作家への転身を夢見てノスタルジー・ショップで働く男の小説を書き始めるギルだったが、壁にぶつかっていた。
ある夜、ワインの試飲会に参加したギルは、帰り道に迷い物思いにふけっていると、0時の時計の鐘とともに、1台の古い車が目の前に止まる。
車に乗り込んだギルが着いたのは、あこがれの作家ヘミングウェイや画家ピカソらがいる1920年代、黄金期のパリだった・・・。

おすすめ度:

機内で観てすごく良かったので、DVDレンタルしてもう一度観ました。

0時の鐘がなると旧式のプジョーが現れて・・・その後はファンタジー全開。
現実の世界では周囲の影響で型にはめられた人生のギルが、夢の世界で本来の自分を取り戻していく。

心地よい夢をみているような映画です。
タイムスリップしたパリの夜に繰り広げられる出来事、エネルギッシュで個性的な人々、その魅力たるや。
特に、アドリアナを演じたマリオン・コティヤールが最高。
1920年代の黄金期に天才たちと共に生きた知的なパリジェンヌを熱演。

こんな映画を作るウッディ・アレンも、パリという街そのものに魅了された一人でしょうね。