幸せへのキセキ

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原題:WE BOUGHT A ZOO
監督:キャメロン・クロウ
出演:マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、トーマス・ヘイデン・チャーチ
製作:2012年米

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半年前に妻を亡くしたベンジャミン・ミー(マット・デイモン)は、突然の母の死から立ち直れない14歳の息子と7歳の娘と共に、再出発を望んで郊外へ引っ越した。
購入した家は、なんと閉鎖中の動物園。
そこで働く飼育スタッフと共に、動物園の再建に取り組むのだが・・・。

おすすめ度:

購入した家にもれなく動物園が付いてくるというとんでもない話ですが、これが実話に基づいたストーリーということだから、さらに驚き。
愛妻に先立たれ子育てに奮闘する健気な男を演じるマット・デイモンと、お色気ほぼ封印で素朴な飼育員を演じるスカーレット・ヨハンソン、それぞれ今までにない役柄で、新鮮でよかった。

家を購入したベンジャミンは、元コラムニストで動物飼育はド素人。
そんな彼が、動物達と楽しそうに戯れる娘を見て動物園付きの家の購入を決意するも、資金難に直面したり、心を開かない息子との関係が悪化したり、次々と試練が降りかかります。

亡き妻を思い、時々心が折れそうになりながらも前向きに生きようとするベンジャミンと、父親に素直に甘えられない息子ディランが、お互いの心の隙間を埋めあうように寄り添っていくシーンが印象的。
7歳の娘ロージーは、顔はおばちゃんなんだけど、とても子供らしい子供で、仕草がなんとも可愛らしい。

脚本がとても丁寧で、同じファミリー物としては、ギルバート・グレイプのようなトーン。
ほっこり観られる映画。
飼育されている迫力ある動物たちも見ものです。

それにしても、幸せの○○とか、○○の奇跡とかって邦題が多いような気がしますが。
本作は、幸せへのキセキ。
覚えづらいので、もうちょっと何とかなりませんでしょうかね。

>> マット・デイモン出演映画をみる

そんな彼なら捨てちゃえば?

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原題:HE’S JUST NOT THAT INTO YOU
監督:ケン・クワピス
出演:ベン・アフレック、ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・コネリー、スカーレット・ヨハンソン、ジャスティン・ロング、ジニファー・グッドウィン
製作:2009年米

そんな彼なら捨てちゃえば? [DVD]
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いつも恋に空回りするジジ(ジニファー・グッドウィン)に、バーテンのアレックス(ジャスティン・ロング)に男の本音を伝えアドバイスする。付き合って7年の恋人ニール(ベン・アフレック)と結婚したいベス(ジェニファー・アニストン)は、全く結婚する気がない彼にイライラ。ヨガ教室の講師アンナ(スカーレット・ヨハンソン)は、妻ジャニーン(ジェニファー・コネリー)のいるベン(ブラッドリー・クーパー)に夢中。
それぞれの恋の行方は・・・。

おすすめ度:

ドリュー・バリモアがプロデュースしたそうですが、彼女自身ネットで彼氏を募集するおちゃめな女性役で出演しています。

個人的には、すごくツボなラブコメでした。

ジジを演じたジニファー・グッドウィンの積極的で空回りなアプローチは、同じ女性として見ていて痛いと思いながらも、なんか笑えます。
アンナを演じたスカーレット・ヨハンソンは、役柄的にも外見からも、女性とくに既婚者の女性には、やや批難されそうですね。
でも、幸薄い未来が見え隠れするような感があり、そこが”100%嫌な女”には見えないところだと思います。

ジェニファー・アニストンは、ピッタリのハマリ役で、いくつになっても可愛い。
ベン・アフレックとのカップルぶりはラブコメ定番で、安定感すら感じました。

それぞれキャラクターやカップルの恋模様に、自分の今までを重ね合わせたりと、共感・同調できる部分もあり、また恋する男の本音についてのノウハウ(?)もあったりして、女性はこの映画、結構楽しめるんじゃないかと思います。

>> ベン・アフレック出演映画をみる
>> ジェニファー・アニストン出演映画をみる
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ロスト・イン・トランスレーション

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原題:LOST IN TRANSLATION
監督:ソフィア・コッポラ
出演:ナンシー・シュタイナー、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン
製作:2003年米

ロスト・イン・トランスレーション [DVD]
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舞台は東京。
サントリーのCMに起用され、撮影のために東京を訪れた映画スターのボブ(ビル・マーレイ)は、家庭にも仕事にも満足できず、滞在中のホテルで毎晩孤独な夜を過ごしている。
旦那の仕事の付き添いで同じく東京に滞在する若妻シャーロット(スカーレット・ヨハンソン)もまた、仕事に精を出す旦那のそばで、孤独感をぬぐえず落ち込む日々。
同じホテルに泊まっている年の違う二人が、しだいに惹かれあっていく・・・。

おすすめ度:

アカデミー脚本賞を受賞した、ソフィア・コッポラ監督作品。

全編とおして日本が舞台という意味では、とてもめずらしい洋画だと思います。
日本の大都会、人で溢れる街の中で、実は1人1人はみな孤独という物寂しい感じを、よく捉えているなと思いました。
現代の日本、文化、人、生活スタイル、よく日本を知り尽くした外国人の作品だなと、感心する部分はあります。
ただ、外国人から見る日本人を少々誇張表現している嫌いもあり、不快に感じる部分もあり。

個人的に好きなタイプの映画ではなく、脚本賞ってほどの作品か?という気もしましたが、スカーレット・ヨハンソンはよかったです。