今夜はトークハード

原題:PUMP UP THE VOLUME
監督:アラン・モイル
出演:クリスチャン・スレイター、サマンサ・マシス
製作:1990年米

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エリート校の理事を父に持つ少年マーク(クリスチャン・スレイター)は、転校先の学校にも慣れず、無口な学生。
彼の通う学校では、成績の良し悪しで人間としての価値を判断される。
真面目で勤勉を演じている生徒たちも、ぶつけようのない怒りがたまっていた。
夜の10時にはじまる海賊ラジオで、ハードなトークや音楽とともに学校への不満を語るDJの存在は、学生の中でカリスマ的な存在になっていく・・・。

おすすめ度:

意外にもと言ったら失礼ですが、すごくおもしろい映画でした。
「今夜はトークハード」って邦題、頑張ってつけているのは分かるけど、やっぱり変。

学校では無口で他人とのコミュニケーションが上手にできない少年が、夜の10時を迎えるとラジオの前でノリノリなDJに大変身。
クリスチャン・スレイター最高。
共演のサマンサ・マシスも可愛いです。

90年代のクリスチャン・スレイターは、どの作品でもその個性と存在感で輝いています。

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コヨーテ・アグリー

原題:COYOTE UGLY
監督:デイヴィッド・マクナリー
出演:パイパー・ペラーボ、アダム・ガルシア
製作:2000年米

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シンガーソングライターを目指しニュージャージーからN.Yに出てきたヴァイオレットは、毎晩バーテンダーたちが過激なダンスパフォーマンスを披露する「コヨーテ・アグリー」というバーで働きはじめる。
ある晩、そのバーで歌を熱唱したのが新聞記者の目にとまり写真を撮られるが、男客を前に過激なパフォーマンスをする娘を見た父親は激怒。
店のゴタゴタにも巻き込まれ、結局クビになってしまう。
その時すでに自分の進むべき道を見出していたヴァイオレットは、レコード会社にデモテープを送り、本物のシンガーソングライターになるための一歩を踏み出そうとしていた・・・。

おすすめ度:

「コヨーテ・アグリー」は、N.Yに実在するバーらしいです。

有名な俳優は出ておらず、この作品を手がけた監督もこの映画が処女作だったとか。

ソングライターを目指す彼女が歌うのは、リアン・ライムスの曲。最後には本人も登場します。
とにかくかっこいい作品で、コヨーテ・アグリーで踊るダンサーたちに釘付け。
元気がないときでも観るとスカッとして、前向きな気持ちになれそうな映画です。

コレリ大尉のマンドリン

原題:CAPTAIN CORELLI’S MANDOLIN
監督:ジョン・マッデン
出演:ニコラス・ケイジ、ペネロペ・クルス
製作:2001年米

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ギリシアのある島に住む医師の娘ペラギア(ペネロペ・クルス)は、精神的にも変わり果てて戦争から戻ってきた婚約者に困惑している。
戦争でギリシャはイタリアとドイツに降伏し、ある日彼女が住む島にもイタリア兵の軍がやってきた。
その中には、マンドリンを背中に背負ったコレリ大尉(ニコラス・ケイジ)がいた。
戦争中でも、音楽や笑いが耐えないイタリア兵に、島の人達も少しずつ打ち解けていく。
コレリ大尉とペラギアは、しだいにお互い惹かれ合っていくのだが・・・。

おすすめ度:

第二次世界大戦中ケファロニア島というギリシャの牧歌的な島が舞台となった、「恋におちたシェイクスピア」のジョン・マッデン監督作品。

戦争の真っ只中と感じさせない島での生活。
戦時下でも音楽を愛し人生を楽しもうとする兵士たちと、島の人々とのふれあいが自然で、その中で芽生えるピュアな恋という設定もいいです。

マンドリンを背中に背負ったニコラス・ケイジと、ビルマの竪琴を持った中井貴一さんが、絵的にかぶります。

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