華麗なるギャツビー

原題:THE GREAT GATSBY
監督:バズ・ラーマン
出演:レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン
製作:2012年米

華麗なるギャツビー [DVD]
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1920年代のN.Y。宮殿のような豪邸では、毎夜盛大なパーティが開かれていた。その豪邸に住むのは、謎の大富豪ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)。隣りの小さな家に越してきたニック(トビー・マグワイア)は、ギャツビーに招かれ、ある夜パーティーに参加するのだが・・・。

おすすめ度:

豪華絢爛!
花火は打ち上げられるわ、紙吹雪は舞うわ、シャンパンタワーは出てくるわで、とにかくド派手なお祭り騒ぎ。
1920年代が舞台ということで、ダンスや音楽、衣装やメイクまで、徹底的に当時を再現してて、観ごたえありです。

有名な小説なだけに、また5回目の映画化というだけに、レオナルド・ディカプリオ演じるジェイ・ギャツビーには賛否両論あったようですが。
観てる人それぞれのギャツビー像があると思うから、こういう役を演じるのって大変でしょうね。

この作品は小説も読んでるし、以前に宝塚の舞台でも観てるけど、私の中のギャツビー像は、まさにレオ様が演じたギャツビーそのもの。
過去に執着し、理想の女性に幻想を抱き、財力と権力を持ちながらも、どこか危なげで繊細な彼の表情に、キュンキュンしました。

プライベートでも親友だというレオナルド・ディカプリオとトビー・マグワイア、2人の絡みが最後まで素敵でした。
デイジー役のキャリー・マリガンも、美人ではないけど個性的で魅力のある女優さんですね。
21世紀のオードリーヘップバーンとか言われてるらしいけど、そこまで・・・?って気はしますが。

デイジー、男性から見るとああいうのが “守ってあげたくなる女” なんですねー。

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姉のいた夏、いない夏

原題:THE INVISIBLE CIRCUS
監督:アダム・ブルックス
出演:キャメロン・ディアス、ジョーダナ・ブリュースター、クリストファー・エクルストン
製作:2001年米

姉のいた夏、いない夏 [DVD]
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18歳のフィービー(ジョーダナ・ブリュースター)は、恋人と一緒にヨーロッパへ旅立ったまま帰らぬ人となった姉フェイス(キャメロン・ディアス)の死の真相を知ろうと、一人で旅に出る。
姉が旅先から送ったポストカードを手がかりに彼女の足跡をたどる旅の途中、パリで姉のかつての恋人ウルフ(クリストファー・エクルストン)と再会するのだが・・・。

おすすめ度:

何年か経ってから、2度目を観ました。

アムステルダム、パリ、ベルリンと旅して、最後に姉が死を選んだポルトガルへ辿り着くロードムービー。

姉妹の性格の違いをはじめ、光と影、生と死、強さと脆さ、コントラストがテーマであるような作品。

最初の都市アムステルダムの街を不安げに歩くフィービーが、旅を通して成長(といっても、ほぼお色気系の経験だけなんだけど)して、最後ポルトガルの地では、見た目的にもたくましく強い女性になっている。

子供の頃、脱社会的な行動を取る自由奔放な姉が、妹にとってはとても大きな存在だった。
そんな姉が、自分を残して自ら命を絶ったことについて、真実を知りたいと思う。
一方で、その死のストーリーすらも美化したいと思う、18歳の不安定な年頃の妹役を演じたジョーダナ・ブリュースターが、とても魅力的。
やたら肉感的でセクシーに見えるのは、あの浅黒い肌の色のせいでしょうか。

回想シーンで登場するキャメロン・ディアスも、60年代のヒッピーな感じがよかった。

でも、この二人が姉妹というのは、なんだかとても違和感ありますね。
人種が明らかに違うのに、同じ母親から生まれるワケない。(笑)

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マリー・アントワネット

Filed under: ヒューマンドラマ — タグ: — 9:52 PM 2013/05/20

原題:MARIE ANTOINETTE
監督:ソフィア・コッポラ
出演:キルスティン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツマン
製作:2006年米

マリー・アントワネット (通常版) [DVD]
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14歳のオーストリア皇女マリー・アントワネット(キルステン・ダンスト)は、フランス王太子(ジェイソン・シュワルツマン)に嫁ぐことになった。
マリーは、ヴェルサイユ宮殿での豪華な暮らしを楽しみながらも、王太子と夫婦関係と子作りのプレッシャーに悩まされる日々だったが・・・。

おすすめ度:

ソフィア・コッポラらしい、独特の世界観のある作品。

そういえば、ヴァージン・スーサイズ、ロスト・イン・トランスレーションと観てきて、私にはこの人の作品の魅力は理解できないから、もう観るのをやめよう、って前に思ったのに。
また観ちゃった。

確かに映像は美しいのだけど、微妙な”間”とか全体的なトーンが、どうも好きになれなくて。
スッキリしない終わり方も、なんだかなぁって。

一人の女の子の宮廷での日常を描いた作品、って軽い気持ちで観るといいのかも。
歴史映画や伝記の感覚で観ちゃうと、は?って感じです。

キルスティン・ダンスト、16~18歳のお姫様を演じるには無理がありすぎです。
肌感とか表情とか、観ようによってはおばあちゃんみたい。

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