25時

原題:25TH HOUR
監督:スパイク・リー
出演:エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマン、アンナ・パキン 
製作:2003年米

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麻薬の売人モンティ(エドワード・ノートン)は、何者かに密告され逮捕されてしまう。
懲役7年の刑を受けた彼は、25時間後には刑務所に入らなければいけない。
翌日の朝、刑務所に向かうまでの限られた時間を、どう過ごすか。
一緒に暮らす恋人を密告者ではないかと疑いはじめたり、後悔と絶望感を抱えながら、最後の夜は幼なじみの友人2人も招いて、なじみの店でパーティを開くのだが・・・。

おすすめ度:

9・11以降のN.Yの人々や街、取り巻く環境を強く意識して描かれた作品のように思います。
製作者の思いや嗜好が全面に出ている作品で、賛否両論ありそうな映画です。
私個人的には、観ていてあまり気持ちのいい映画ではなかったです。

でも、やっぱりエドワード・ノートンはいい。
彼の存在感は、犬を連れて立っているだけで、既にそこに何か物語があるような。
不思議なオーラを放っています。

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ナッシング・トゥ・ルーズ

原題:NOTHING TO LOSE
監督:スティーヴ・オーデカーク
出演:ティム・ロビンス、マーティン・ローレンス、ケリー・プレストン 
製作:1997年米

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仕事も家庭も万事順調な会社重役のニック(ティム・ロビンス)が、早めに帰宅したある日、寝室で妻(ケリー・プレストン)の浮気現場を目撃してしまう。
リビングにある棚の上には、ニックの上司であるフィリップのカフスボタンが。
妻の浮気相手が自分の上司であると悟った彼は、放心状態で家を飛び出し、車を走らせる。
信号待ちしているところへ、拳銃を持った強盗(マーティン・ローレンス)が乗りこみ金を要求してくるが、妻の浮気でショックを受けている彼は、もはや半狂乱状態で、強盗をのせたまま車を爆走。
何が起こったのか分からない強盗は、爆走する車から逃げられず、人質状態となり2人は遠くアリゾナまで来てしまう・・・。

おすすめ度:

おもしろいです!
とても丁寧に作られたコメディ、という印象。
主人公の気持ちの変化に同調できる、とても親近感を抱けるストーリーに仕立がっています。
小さく笑えるシーン、大爆笑のシーンの中で、ほっと幸せを感じる瞬間もあったり。

シリアスな役柄が多いティム・ロビンスですが、こういう役柄を演じる彼も大好きです。

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ナチュラル・ボーン・キラーズ

原題:NATURAL BORN KILLERS
監督:オリバー・ストーン
出演:ウディ・ハレルソン、ジュリエット・ルイス、ロバート・ダウニー・ジュニア、トミー・リー・ジョーンズ 
製作:1994年米

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恋人どおしのミッキー(ウディ・ハレルソン)とマロリー(ジュリエット・ルイス)は、行く先々で人を殺して逃走する。
やがて2人は若者の間で人気者となり、独占インタビューをしたがるマスコミも登場するが・・・。

おすすめ度:

当時、公開にあたり非常に問題になったバイオレンス映画。
監督をオリバー・ストーンが、原案をクエンティン・タランティーノが担当するも、2人の意見が衝突し別の人が脚本を書いたという、製作サイドでも色々ゴタゴタがあった作品だそうです。

究極のバイオレンス映画。
父娘の性的虐待、両親殺し、道を教えてくれた人をその場で撃ち殺すなど、派手に人殺しをするカップルが英雄に崇められるという、とんでもないストーリー。

映画は娯楽という見方からは、このような行き過ぎとも言えるバイオレンス映画も、1つの表現としてありなのかとも思います。
しかし、テレビゲームやメディアを通して知ったことを実際に試してしまうような子供がいる世の中。
自分が親だったら、絶対に子供に見せたくないだろうなと思う作品です。