ローマ法王の休日

Filed under: コメディ — 4:54 PM 2014/02/21

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原題:HABEMUS PAPAM
監督:ナンニ・モレッティ
出演:ミシェル・ピッコリ、イエルジー・スチュエル、レナート・スカルパ、ナンニ・モレッティ
製作:2011年・伊

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ローマ法王が亡くなり、次の新法王を選ぶ「コンクラーべ」という会議の為、世界各国から枢機卿がバチカンに集結する。
投票によって選ばれる枢機卿たちは、誰もが自分が選ばれないように願うが、メルヴィル(ミシェル・ピッコリ)という一人の枢機卿が新法王に選ばれる。
メルヴィルは、サン・ピエトロ大聖堂のバルコニーから、広場に集まるキリスト教信者に向けて就任演説をする直前、重圧のあまりパニックになり、演説をすっぽかして街へ逃げ出してしまう・・・。

おすすめ度:

予告編ではとてもコメディ色が強い映画のように宣伝されていたので、新ローマ法王が街へお忍びで遊びに行っちゃうような破天荒なストーリーを想像していましたが、ちょっと違っていましたね。

コンクラーベという新法王選出会議のことや、コンクラーベ期間中の枢機卿たちの様子など、なかなか知りえないネタを題材に映画化しているのはおもしろい。

ストーリー後半は、重圧に耐え切れず街へ飛び出したメルヴィルが、そこで起こる出来事、出会う人々を通して、過去の自分を思い返し今の自分を見つめ直していくという、心の葛藤を描いたもので、暗めのトーン。若干眠くなりました。
この映画は果たしてコメディ?と思いつつ、迎えるラストがこれまたふわーっと。

この種の映画を見慣れていないせいか、正直あまり良さが分からなかったという感じ。
ただ、新ローマ法王を演じたミシェル・ピッコリというおじいちゃんの哀愁漂う演技はよかった。

システィーナ礼拝堂は、実際にイタリア旅行の際に見ていますが、一瞬本当にあの場で撮影が行なわれたのかと思ったぐらい。
当然、撮影許可が降りるワケもなく、全部セットだったと後で分かりましたが。