リンカーン弁護士

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原題:THE LINCOLN LAWYER
監督:ブラッド・ファーマン
出演:マシュー・マコノヒー、マリサ・トメイ、ライアン・フィリップ
製作:2011年米

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L.Aに住むミック・ハラー(マシュー・マコノヒー)は、少々汚い手を使うも、軽い刑でおさめる司法取引が得意な敏腕弁護士。
検事のマギー(マリサ・トメイ)とは離婚しているも、二人の間には娘がいて、今でも良好な関係を保ち続けている。
ある日、資産家の息子ルイス(ライアン・フィリップ)が殺人未遂容疑で訴えられる。
ルイスの強い希望もあり、弁護の依頼を受けるミックだったが・・・。

おすすめ度:

法廷を舞台としたドラマですが、サスペンス・スリラー映画としておもしろかったです。
意外な展開から突如、不穏な空気が漂いはじめ、ストーリー後半の緊張感。

タイトルの「リンカーン弁護士」は、マシュー・マコノヒー演じる弁護士のミックが、いつも黒い高級車リンカーンに乗っているから。

マシュー・マコノヒーの法廷映画といえば、「評決のとき」。
あの頃は、若くて真面目な新米弁護士役で、クリーンで爽やかな印象だった彼。
しかし本作では、腹黒くてチョイ悪な中年弁護士に。
この人は、若い頃のほうが素敵だったなぁ。

離婚してもまだ未練がありそうな、彼にあれこれ尽くす元妻役のマリサ・トメイが良かった。
色気、貫禄、キュートさを全部持ってるアラフィフって感じで、好きですねー。

ライアン・フィリップは、たぶん映画で観たのは「サベイランス」以来。
あれから10年経って、美男子からプレ中年になり、少しふっくらしましたね。
でも、相変わらず綺麗な顔してたけど。

若い頃のあの人たちがこうなった、って視点でも楽しめた映画でした。

>> マシュー・マコノヒー出演映画をみる
>> マリサ・トメイ出演映画をみる

白い嵐

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原題:WHITE SQUALL
監督:リドリー・スコット
出演:ジェフ・ブリッジス
製作:1996年米

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船長のスキッパーことシェルダン(ジェフ・ブリッジス)と11人の生徒をのせた船は、南米を周る船旅に出た。
生徒たちの中には、高所恐怖症でマストに登れない者や、学力不足でカンニングをしてしまう者など色々いるが、そんな生徒たちに船長は常に厳しい態度で接する。
目的地に到着した彼らが、故郷に帰るべく舵をとった矢先に、ホワイトスコールが彼らを襲う。
船は沈みはじめ、結局6人の生徒の命を奪ってしまった。
生き残った教師と生徒が戻ると、マスコミや生徒の親たちからの非難の嵐。
裁判で船長は、免許を返上しようとするが、生きて残った生徒たちが、船上であった出来事と船長に対する思いを法廷の人々に訴える・・・。

おすすめ度:

ホワイトスコールと呼ばれる伝説の巨大な白い嵐が6人の少年の命を奪った、実際にあった海難事故が元になっています。

船上での色々な出来事を通して、あどけない11人の生徒が成長していく姿を見守る親のような気持ちで観てました。
船長の船上教師としての威厳とブレない強さ、それに信頼を寄せていく生徒たちとの心の繋がりを、感動的に描いた作品です。
荒れ狂う嵐の中で船が沈没するまでの臨場感と迫力がすごい。
息するのを忘れるぐらい、ドキドキしました。

若かりし頃のライアン・フィリップが、船の上でおもらししちゃう高所恐怖症の生徒を演じています。

ラストは号泣なので、タオルの準備をお忘れなく。