映画レビューWeb

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原題：LA VITA E BELLA
監督：ロベルト・ベニーニ
出演：ロベルト・ベニーニ
製作：1998年伊

イタリアの小さな村で、運命的な出会いで結ばれた妻と可愛い息子と暮らす男グイド（ロベルト・ベニーニ）だったが、ムッソリーニ政権下のユダヤ人迫害で、息子ともども連れ去られてしまう。
後を追った妻も、自ら収容所行きの列車に飛び乗る。
収容所での暮らしで息子に怖い思いをさせないようにと、グイドは収容所での暮らしは戦車を得るためのゲームだと嘘をつき、過酷な強制労働を強いられながらも、息子の前では常に明るく振舞おうとする。
女性部屋にいる妻にも、放送室に忍び込んで彼女を励ますメッセージを送ろうとする。
息子を連れて妻を探していたある日、 ドイツ兵に見つかってしまうが・・・。

おすすめ度：★★★★★

イタリアの喜劇男優ロベルト・ベニーニが、監督も主演も手がけた作品。
彼はこの作品で、アカデミー主演男優賞を受賞しました。

ユダヤ人迫害、死の恐怖と背中合わせな収容所での絶望的な暮らしを描きながらも、全体的に明るくテンポのよい作品に仕上がっています。
どんな状況下でも人生を楽しもうとする男の心の強さと、強い家族の愛に、心打たれます。

この映画を泣かずに観れた人がいたら、すごい。