ローマでアモーレ

原題:TO ROME WITH LOVE
監督:ウディ・アレン
出演:ウディ・アレン、アレック・ボールドウィン、ロベルト・ベニーニ、ペネロペ・クルス、ジェシー・アイゼンバーグ
製作:2012年米・伊・西

アメリカの音楽プロデューサーのジェリー(ウディ・アレン)は、イタリア人と婚約した娘に会うために、夫婦でローマを訪れる。
同じ頃、田舎から出てきた新婚カップルは、ホテル到着後さっそくハプニングが。
妻は美容室へ行くため街へ出たところ迷子になり、その間に帰りを待つ夫のところには、なぜかコールガール(ペネロペ・クルス)が現れる。
アメリカの建築学生ジャック(ジェシー・アイゼンバーグ)は、恋人と暮らしているが、ある日彼女の親友が転がり込み、ジャックは彼女に惹かれていく。
レオポルド(ロベルト・ベニーニ)は、平凡なサラリーマンだが、ある朝突然マスコミに取り囲まれ、大スターになっていた・・・。

おすすめ度:

日本では、2013年6月の公開予定。

今までウディ・アレン作品にはそれほど興味はなかったけれど、ミッドナイト・イン・パリがすごく良かったので、本作も観てみました。

まず、出演者がなかなか豪華。
「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグ。
「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニ。
アレック・ボールドウィンに、ペネロペ・クルス。
そして、ウディ・アレン自身もキャストとして出演。

複数のストーリーが同時進行する形で、ローマの町を舞台に繰り広げる人間模様を描いた作品。

ミッドナイト・イン・パリのほうが繊細で、ストーリーもよく作られていたような気がします。
ドタバタで明るい作品だけれど、観終わったあと何か印象に残るような映画ではなかった。

ただ、ローマという町の魅力はたっぷり表現されていて、旅に出たくなりますね。

バルセロナ、パリ、ロンドン、ローマと、ヨーロッパの魅力溢れる都市を舞台に描いてきたウディ・アレン監督ですが、なんと次回作はサンフランシスコが舞台だという噂。

>> ペネロペ・クルス出演映画をみる

世界にひとつのプレイブック

原題:SILVER LININGS PLAYBOOK
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ
製作:2012年米


妻の浮気現場を目撃してしまったパット(ブラッドリー・クーパー)は、精神的に病んで精神病院に入り、8ヶ月後に家に戻るも、荒れた言動ばかり。
そんなある日、近所に住むティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会う。
彼女もまた、夫を事故で亡くし、心のバランスを保てなくなっていた。
ティファニーの誘いで、一緒にダンスコンテストに出ることに決めたパットだったが・・・。

おすすめ度:

ジャンルはヒューマンコメディとあったので、一応コメディに分類しました。
でも、これってコメディなの!?
特に笑えるようなところ、なかったような気がするんですが。

前半は、キレて捲し立てたり言い争ったりするシーンばかりで、ちょっとうんざりしました。
後半、希望の光を見つけて2人で前向きに進んでいくあたりからは、まぁ良かったですが。
評価の高い作品のようだけど、個人的には好みじゃないです。

オスカーを受賞したジェニファー・ローレンスは、機内の小さいスクリーンで見ても充分魅力が伝わったぐらい。
22歳とは思えない色気と貫禄ですね。
一方、主演男優賞にノミネートされたブラッドリー・クーパーは、期待ほどでもなかったような。

ジェニファー・ローレンスの魅力と、脇役のロバート・デ・ニーロの存在感に、一応★3つ。
でも、内容的には★2にしたいぐらい、楽しめなかった映画。

サルサ!

Filed under: 夏に観たい,恋愛・ラブコメ — 7:20 AM

原題:SALSA!
監督:ジョイス・シャルマン・ブニュエル
出演:ヴァンサン・ルクール、クリスティアンヌ・グゥ、カトリーヌ・サミー
製作:1999年仏・西

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ピアニストを目指すレミ(ヴァンサン・ルクール)は、コンクールの本番で突然キューバ音楽を演奏してしまい、クラシックで成功する道を絶ってしまう。
ラテンへの情熱をおさえきれず、キューバ人の友人の助けを借りてキューバ訛りとサルサを習い、肌も褐色に変えてキューバ人になりすます。
パリでサルサダンスを教えはじめたレミのところに、結婚を間近に控えたナタリー(クリスティアンヌ・グゥ)が生徒としてやってくる。
2人はダンスのレッスンを通して急速に親しくなるのだが・・・。

おすすめ度:

出演者たちがサルサを踊りまくる映画だと勝手に想像してたので、その点は少々がっかり。
ラテン好きなフランス人が、キューバ人の生き方に憧れて、サルサを通して出会った女性と恋に落ちるというラブストーリーでした。

本場キューバのサルサって、あんな感じなのだろうか。
なんか下品な感じがして、ちょっと嫌だったんですが。

地味だった女の子がダンスの才能を開花させ、どんどん積極的に大胆になって、魅力的な女性に生まれ変わる過程はステキ。
でも、キューバ人ぶってる生粋のフランス男に気づかないで好きになっちゃう設定は、ちょっと。

後半、ナタリーの祖母の秘密が明らかになってからの展開がおもしろかったです。

ラテン音楽と、明るくセクシーなキューバ人の生き方に、元気が出る映画ではあります。