ワイルドシングス

原題:WILD THINGS
監督:ジョン・マクノートン
出演:ネーヴ・キャンベル、デニス・リチャーズ、ケビン・ベーコン、マット・ディロン、ビル・マーレイ 
製作:1998年米

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ある高校で、進路指導教諭のサム(マット・ディロン)にレイプされたという女子高生ケリー(デニス・リチャーズ)の証言から、警察の調査が始まる。
警察官のデュケ(ケビン・ベーコン)の調べで、ケリーの同級生スージー(ネーヴ・キャンベル)も同じくサムにレイプされたことを知る。
サムは裁判にかけられるが、女生徒2人はあっけなく偽証を認め、サムは示談金を手にするのだが・・・。

おすすめ度:

おもしろかったです。
予想がつかない方向へ転換していくシナリオはよく出来ており、何度もどんでん返しがあるような、新感覚のサスペンス。

スクリームでお馴染みのネーヴ・キャンベル、あの独特な雰囲気は完全にホラーやサスペンス向き。
ケビン・ベーコンとマット・ディロンは、ちょっとエッチで胡散臭いワイルドな感じが、なかなか良かったです。

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ロミオ&ジュリエット

原題:ROMEO + JULIET
監督:バズ・ラーマン
出演:レオナルド・ディカプリオ、クレア・デーンズ
製作:1996年米

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対立する財閥モンタギュー家とキャプレット家。
ある晩、キャプレット家が開催したパーティに忍び込んだロミオ(レオナルド・ディカプリオ)は、キャプレット家の一人娘ジュリエット(クレア・デーンズ)に一目惚れする。
2人は教会で、神父と友人たちだけに囲まれ結婚を誓うのだった。
キャプレット家とモンタギュー家の間にある事件が起こり、ロミオの親友が命を落としてしまう。
立場が危うくなったロミオ。
神父のアイデアで、2人は危険な計画に挑むのだった・・・。

おすすめ度:

シェイクスピアの傑作、ロミオ&ジュリエットの現代版。

ロミオをレオナルド・ディカプリオ、ジュリエットを世界規模のオーディションで選ばれたというクレア・デーンズが演じています。
現代版に多少ストーリーもアレンジされていますが、裏庭で愛を誓い合うあの有名なシーンなどはそのままです。
背中に羽をつけたジュリエットが最初に登場する場面が、とても印象的。
透明感があって本当に可愛い。

何だかんだ言っても、私はやっぱりオリジナルが好きです。
現代版は確かに新鮮ではあるけれど。
この恋愛ストーリーの背景にある、対立する両家の歴史やストーリー全体の重みは、やはりオリジナルのほうが上手く表現されている気がします。

音楽は好きでした。

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ロスト・イン・トランスレーション

原題:LOST IN TRANSLATION
監督:ソフィア・コッポラ
出演:ナンシー・シュタイナー、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン
製作:2003年米

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舞台は東京。
サントリーのCMに起用され、撮影のために東京を訪れた映画スターのボブ(ビル・マーレイ)は、家庭にも仕事にも満足できず、滞在中のホテルで毎晩孤独な夜を過ごしている。
旦那の仕事の付き添いで同じく東京に滞在する若妻シャーロット(スカーレット・ヨハンソン)もまた、仕事に精を出す旦那のそばで、孤独感をぬぐえず落ち込む日々。
同じホテルに泊まっている年の違う二人が、しだいに惹かれあっていく・・・。

おすすめ度:

アカデミー脚本賞を受賞した、ソフィア・コッポラ監督作品。

全編とおして日本が舞台という意味では、とてもめずらしい洋画だと思います。
日本の大都会、人で溢れる街の中で、実は1人1人はみな孤独という物寂しい感じを、よく捉えているなと思いました。
現代の日本、文化、人、生活スタイル、よく日本を知り尽くした外国人の作品だなと、感心する部分はあります。
ただ、外国人から見る日本人を少々誇張表現している嫌いもあり、不快に感じる部分もあり。

個人的に好きなタイプの映画ではなく、脚本賞ってほどの作品か?という気もしましたが、スカーレット・ヨハンソンはよかったです。