幸せの教室

Filed under: ヒューマンドラマ — タグ: , — 4:49 PM 2013/01/06

原題:LARRY CROWNE
監督:トム・ハンクス
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ
製作:2011年米

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ラリー・クラウン(トム・ハンクス)は、大卒ではないことを理輔に、長年勤めたスーパーをリストラされてしまう。
再就職を試みるも上手くいかず、スキルを身につけるために大学への入学を決意する。
そこで、スピーチの授業を担当する教師メルセデス・テイノー(ジュリア・ロバーツ)と出会い・・・。

おすすめ度:

トム・ハンクスが製作・脚本・監督を務めた作品とのこと。

リストラという苦境を乗り越えて生き生きと輝きを取り戻していく主人公のラリー・クラウン、夫婦関係や日々の生活に不満を抱える大学教師メルセデス・テイノー。
それぞれ深堀りされたキャラクター、彼ら自身の生き様はよく描かれているものの、全体としては盛り上がるところなく、ふわ~んと終わってしまい、観ごたえがなくておしい。

「幸せの教室」なんて邦題だから、「いまを生きる」や「陽のあたる教室」のような感動のヒューマンドラマを想像しちゃったけど、その類ではないです。

大物2人の共演だからと期待しすぎは禁物。

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レ・ミゼラブル

原題:LES MISERABLES
監督:トム・フーパー
出演:ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、ラッセル・クロウ、アマンダ・サイフリッド、エディ・レッドメイン
製作:2012年英

パンを盗んだ罪で19年間服役した後、仮出獄したジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、司教の真心に触れ改心し、やがて市長となる。
しかし、仮出獄のまま逃亡した彼を執拗に追う警官ジャヴェール(ラッセル・クロウ)がいた。
愛娘を守るために娼婦となったファンテーヌ(アン・ハサウェイ)から、娘コゼットの未来を託されたジャン・バルジャンは、コゼットを自分の娘のように愛情を注ぎ育てる。
コゼットはやがて大人になり、パリの学生蜂起を主導するマリウス(エディ・レッドメイン)と出逢い、恋に落ちるのだが・・・。

おすすめ度:

鳥肌物の良い作品でした。
歌も演技も素晴らしい役者が勢ぞろいで、最高のキャスティングだったと思います。
最近とくに涙腺がゆるいので、かなり最初のほうから泣いてました。

ヒュー・ジャックマンもアン・ハサウェイも、みんな良かった。
けど、強烈に印象に残ったのは、エポニーヌを演じた女優さん。
帰ってから調べたところ、彼女はサマンサ・バークスというミュージカル女優のようで。
その歌唱力は群を抜いていて、劇中での彼女の歌、震えそうなくらいグッとくるものがありました。
あと、ラッセル・クロウの歌声も、まろやかで好きでしたね。

通常ミュージカル映画では歌は先に録音するらしいですが、本作品は同録だったとのこと。
歌や役者の表情を惹き立てる為か、カメラが寄ったシーンが多く、臨場感がハンパないです。

上映時間は2時間半と長めだけれど、あっという間。
壮大なストーリーを2時間半でまとめるのは結構難しかったと思われ、ところどころで物足りなさがあったので、個人的にはもう1~2時間長くてもいいから、なんなら途中休憩を入れてもいいから、もっと欲しかった。

セリフが歌で語られるミュージカル作品なので、そういうのが苦手な人はダメでしょう。
好き嫌いが激しく分かれそうな作品です。
エビータとか好きな人は、これも好きかも。

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砂漠でサーモン・フィッシング

原題:SALMON FISHING IN THE YEMEN
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ユアン・マクレガー、エミリー・ブラント、クリスティン・スコット・トーマス
製作:2011年英

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投資コンサルタントのハリエット(エミリー・ブラント)は、重要顧客であるアラブの大富豪シャイフ(アムール・ワケド)から「イエメンで鮭釣り実現させたい。」という依頼を受け、水産学者のDr.ジョーンズ(ユアン・マクレガー)にプロジェクトの顧問を依頼する。
あまりに無謀な計画であったが、いつの間にかイギリス外務省が後援する国家プロジェクトに発展しまう・・・。

おすすめ度:

ラッセ・ハルストレムらしい映像美に、コミカルな一面もあって、楽しめました。

ただ、ストーリーの後半に、ロマンス、政治風刺、事件勃発と、なんだか盛り込みすぎた感が。
前半のテンポと雰囲気が良かっただけに、ちょっぴり残念。

クリスティン・スコット・トーマスが珍しくストレスの塊のようなキーキーした女性を演じていて、おもしろかったです。
首相とのSMSやり取りをあんな風に映画で表現するって、今風だなぁと。
お堅くてダサい水産学者のユアン・マクレガーも、普通っぽくて良かったです。

大富豪のシャイフを演じたアムール・ワケドという俳優さんがとにかく魅力的で、大富豪というよりまるで悟りを開いたお坊さんのような、一つ一つ重みのある言葉が印象に残ります。

イエメンのシーン、なんとなく雰囲気がモロッコっぽいなと思ったら、やっぱりモロッコのワルザザードで撮影されてたようです。

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